大会プログラム(全体)

1日目:9月2日(金)オンライン

10:00~12:30   個人発表    

1日めプログラムにはこちらからお入りください。参加登録を済ませた方は各会場(Room)に入室できます。このページには各会場(Room)へのリンクは貼ってありませんのでご注意ください。
★要旨はこのページの各プログラムの表題およびその下の要旨ボタンからそれぞれダウンロードできます。一部パスワードが必要なものもあります。パスワードは9月1日に各Roomのパスワードと一緒にメールにてお知らせいたします。プログラム全体を網羅した「国際ジェンダー学会2022年大会要旨集」のダウンロードはこちらから9月1日以降に可能です(パスワードが必要です。参加登録を済ませた方にパスワードをお送りいたします)。総会参加者むけに総会資料もダウンロード可能になりました。

第1会場(Room1)

座長:鴨川明子(山梨大学)


■ 発表1 教員の働き方とキャリア形成に関するジェンダー分析

          ― 全国教員調査をもとにして― 

木村育恵(北海道教育大学、河野銀子(山形大学)、田口久美子(和洋女子大学)

池上徹(関西福祉科学大学)、跡部千慧(立教大学)、高野良子(植草学園大学名誉教授)、村上郷子(法政大学)、井上いずみ(公立学校教員) 要旨


■ 発表2 出稼ぎからキャリアの模索へ―東北タイ農村女性のライフコース選択にみる

          自立と依存
木曽恵子(日本学術振興会/宮城学院女子大学) 要旨



■ 発表3 公務非正規労働従事者女性が日頃感じていること―計量テキスト分析からわか
          ること― 

池橋みどり(所属なし) 要旨


■ 発表4 1950年代から80年代の働く女性の服装規範―雑誌『若い女性』の表象分析か
          ら

 高橋香苗(東京大学) 要旨 

 


第2会場(Room2)

座長:郭立夫(東京大学総合文化研究科)

 

■ 発表1 現代日本社会の男性美容を起点とした男性性理論の批判的検討―パフォーマテ
          ィヴィティの応用可能性 

小口藍子(お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科) 要旨

 

■ 発表2 冷戦期東アジアにおける軍事マスキュリニティの形成 韓国を主な事例として

 福永玄弥(日本学術振興会/日本大学) 要旨



■ 発表3 中国におけるフェミニズムのポリティクスと性的マイノリティ フェミニズム行
          動の運動を中心に 

 文可依(東京大学 総合文化研究科)  要旨



■ 発表4 ロールモデルが性的少数者の福祉に与える影響に関する研究 

 白亨周(大阪大学 人間科学研究科) 、高篠仁奈(立命館大学) 要旨


 

第3会場(Room3)

 座長:平野恵子(横浜国立大学)

  

■ 発表1 地域防災活動を担う女性の実態と意識 静岡県における質問紙調査より 

 池田恵子(静岡大学)  要旨


 

■ 発表2 東日本大震災と「災害弱者」の防災・復興への参画—「女性防災リーダー」
          の事例から 

 内田賢(一橋大学 社会学研究科)  要旨


 

■ 発表3 フェミニスト政治経済学アプローチによる東京五輪分析の試み 

 本山央子(お茶の水女子大学)  要旨



第4会場(Room4)

座長:菅野摂子(埼玉大学)

 

■ 発表1 慢性疾患を生きる家族の語りにみられる「将来」の相違―性腺機能不全を主病
          態とするターナー症候群当事者とその母親への聴き取りから―

 高口僚太朗(中央大学)  要旨

 

 

■ 発表2 女性たちによる精神障害者支援の40年 ライフ・ヒストリー調査から

 鴨澤小織(日本大学) 要旨

 

 

■ 発表3 「母子健康センター政策」全58年の盛衰と「助産者のケア」力

 中山まき子(同志社女子大学) 要旨


 

■ 発表4 女性の健康をめぐって―変わったもの、変わらないもの、変えるもの 健康につ
          いての運動を手がかりとした授業実践の報告と今後

 阿部貴美子(実践女子大学) 要旨



第5会場(Room5)

座長:小川真理子(東京大学)

 

■ 発表1 国家統治と家族の二重の「価値」に直面して生きる中国の性的マイノリティー
          ―世代間の差違を事例に―

 孟令斉(一橋大学 社会学研究科) 要旨



■ 発表2 育児期の親への理解をめぐる課題―ポジショナリティの視点からの考察―

 仁科薫(大妻女子大学) 要旨



■ 発表3 テレビ業界におけるセクシャル・ハラスメント

 花野泰子(東京女子大学) 要旨




13:30~16 :00    シンポジウム1 (Room6)

 ■ 家事・ケアサービス、使う側の責任を考える―市場経済化に抗する運動の可能性

企画者・司会者:山根純佳(会員・実践女子大学) 

要旨 

 

  本シンポジウムでは家事やケアを「市場サービス」として消費するのではなく、女性が担う「家事労働」を評価しつつ、搾取的ではない関係を築いていく可能性について「使用者(利用者)」側の運動や活動に焦点を当て議論します。報告1の伊藤るりさんからは、フランスの非営利雇用主団体・全国個人家庭雇用主連盟(FEPEM)の歴史と活動について、報告2の森千香子さんにはアメリカのワーカーズ・コープの活動についてお話いただきます。また東アジアをめぐっては、報告3で大橋史恵さんから香港の家事労働者の雇用主組織の動きについて、報告4で中野円佳さんからシンガポールの家事労働者雇用と日本のCtoC家事・ケアサービスの現況についてお話しいただきます。
 

報告者: 

報告1:伊藤るり(会員・津田塾大学) 
フランスの「家庭雇用」とは何か?―FEPEMと<使う側の主体性>

報告2:森千香子(同志社大学)
ニューヨークにおける家事労働者の権利と地域社会の役割
報告3:大橋史恵(お茶の水女子大学)
香港社会の家事労働者と使用者―住み込みの「外籍傭工」と通いの「家務助理」の差異をめぐって

報告4:中野円佳(東京大学)
日本の対面CtoCサービスにおける可能性とリスク―家事代行・シッターの性被害事件から考える


 
 

2日目:9月3日(土)於 実践女子大学

9:30~11:30  ラウンドテーブル 


第1会場(608教室)

■ 保育の質を考える―保育者の専門性の観点から

企画者:鵜沢由美子(明星大学)・田口久美子(和洋女子大学)・太田由加里(日本大学)
要旨

話題提供者:鵜沢由美子(明星大学)、田口久美子(和洋女子大学)、 太田由加里(日本大学)
 

第2会場(60B教室 ) 

■ バングラデシュ村落の女性のリプロダクティブ・ヘルス-MDGsがもたらしたもの 

企画者:松岡悦子(奈良女子大学 アジア・ジェンダー文化学研究センター)

要旨

話題提供者:五味麻美(川崎市立看護大学)・諸昭喜(国立民族学博物館)・曾 璟蕙 (奈良女子大学 アジア・ジェンダー文化学研究センター)・嶋澤恭子(⼤⼿前⼤学) 
司会:松岡悦子(同上) 



第3会場(60A教室 )

■ 在日タイ女性とつながる  ―オリエンタリズム批判の再検討を通じて- 

企画者:齋藤百合子 (大東文化大学)
要旨

話題提供者:江藤双恵(獨協大学) 
新倉久乃(フェリス女学院大学大学院博士後期課程)
司会:齋藤百合子 (大東文化大学) 



第4会場(607教室)

■ 出生前検査/中絶手術と産婦人科医療のいま—産婦人科医へのインタビュー調査から— 

企画者:菅野摂子(埼玉大学)
要旨

話題提供者:柘植あづみ(明治学院大学)・齋藤圭介(岡山大学)・佐野敦子(東京大学)・ 二階堂祐子(国立民族学博物館)・石黒眞里(明治学院大学)・菅野摂子(埼玉大学) 

第5会場(609教室 )

■ クイアな欲望と身体
企画者:佐川魅恵(東京大学大学院)
要旨

話題提供者:佐々木裕子(東京大学大学院)・ 程斯(東京大学大学院) ・佐川魅恵(東京 大学大学院)
司会:清水晶子(東京大学大学院) 


 

11:40~12:50  総会 (501教室)
総会資料はこちらからダウンロードください  

            

14:00~16:00  シンポジウム2 (501教室 )

■ パンデミック禍のケア―その困難と課題

 

企画者・司会者: 江藤双恵(会員・獨協大学)
要旨

  どの社会でもケア役割・責任は女性に押し付けられがちである。しかし、ケアを担う女性の生きづらさには共通点とともに異なる面もある。本シンポジウムでは、まず、異なる面に着目し、パンデミック禍でどのような課題が生じたかについて、女性たちの具体的な経験をもとに通文化的に比較し、解決すべき課題について検討する。報告1の沼田あや子は、不登校児のケアを担う母親たちの事例、報告2の小野寺善子は、子育て中のろう母親が直面するマジョリティ社会との軋轢について、報告3の木曽恵子は、東北タイのケアをシェアする女性たちの事例について報告し、日本社会でのマジョリティのケアイメージを相対化する。 

報告1 沼田あや子 (会員・白梅学園大学)
不登校問題が家庭に及ぼす影響 ~コロナ禍の不安に対するケア役割について 

報告2 小野寺善子 (非会員・NHK手話ニュース・キャスター、国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科 非常勤講師) 

ろう母親が直面するマジョリティ社会との軋轢 ―新型コロナ禍での経験から
報告3 木曽恵子 (会員・日本学術振興会) 

ケアをシェアする ー東北タイ農村におけるパンデミック禍の子(孫)育て